エピソード1 誕生・・・捨て猫でした。2001年10月5日を誕生日にしました。
自宅近くの道端にダンボール箱に入れられ捨てられていました。生後1週間くらいでしょうか。
色合いが茶色っぽかったから、ちゃちゃと命名。自宅はワンちゃんがいたので、2002年1月から東区のネイバーズ事務所に「もらってくれる人がいないか」と移りました。
もらい手はなかなか見つからず、そのうち情もうつり、21年間をともに暮らしました。事務所スタッフから「みんなは忙しいのに、お前だけ寝ていて!」とよく叱られていました。 |
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エピソード2 迷子・・・夏、玄関を開けるのでそこから出て行き迷子になります。一生で3度ありました。
最初は、2002年、マンションの階段に出て、人が来ると上へ下へと逃げ回って、最後は管理事務所に保護された事件。半日ほどの家出(迷子)でした。
2度目が2004年。捜索願いを掲示しましたが、4日間見つからず諦めていました。4日目の夜、真上のお部屋の方から、「何かいるらしい」と連絡があり、お部屋にお訪ねして、「ちゃちゃ」と呼んでみると押し入れから「にゃー」と出てきました。空腹だったでしょうね。
3度目は2008年。家出先は下の階のおうちですが、真下のおうちではありません。家具の隙間に入り、「フー」と吠えてつかませないので、迎えに行きました。2日間の家出でした。 |
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2008年夏 |
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エピソード3 介護・・・2年有余の闘病・介護生活
2021年2月食欲を無くし25日検査、レントゲン、血液、MRI、肺の周りに水が溜まり圧迫、原因は心臓疾患。心筋ショックで倒れました。長くないとの診断。
週に2・3回病院で点滴、数種類の薬を毎日朝昼晩飲ませる。なかなか大変です。指サックで防護したり、注射器で口の横から滑りこませてうまく出来るようになりました。
聴診器で心拍数を測り、薬を調整したことが大変効果的で体調が安定しました。2年以上頑張れた要因と思います。
介護看護は、私が現役時代だととても不可能でした。高齢者のペット飼育が問題になっていますが事情よくわかります。 |
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2022年10月誕生日(最後の誕生日) |
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エピソード4 葬送・・・どのようにしてあげるのが幸なのでしょうね。
お寺さんで火葬して頂き、今は、長年暮らしたマンションに戻り、祭壇のメモリアルボックスにおさまっています。
時が来たら、一緒に奈良の先祖のお墓に入ろうかと思っていますが、お寺さんに永代供養して頂く方法もありそうです。
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その他・・・いろいろ
ドライフードしか食べませんでした。肉も魚も食べません。高級缶詰も。不思議です。
掃除機の音が怖くて逃げていきます。布団乾燥機も布団が動くと逃げます。
トイレに入っていると扉の隙間から手を差し込み動かします。意図はわかりません。
風呂は嫌いでした。初めから終わりまで「ウオンウオン」と泣いています。
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このホームページはちゃちゃが残してくれた小さな命の想い出です
◆21歳7ケ月のいのちでした。
ほぼすべてボランタリーネイバーズ事務所で暮らしました。2021年2月,食欲をなくし心臓病とわかり、2年余の闘病で最後までがんばりましたが、2023年5月に亡くなりました。心臓が弱り肺の周りに水が溜まる、腎臓・肝臓が機能低下する、体力が減退、感染による膀胱炎で血尿やおしっこが出ないことも、もれてしまうことも。それでも最後まで自分でトイレに行きました。
◆私は、NPO法人ボランタリーネイバーズ理事長を2001年から2018年まで務めました。NPO法人ボランタリーネイバーズは、2001年6月27日設立、ちゃちゃと同い年です。三者は同じ時代を生きました。
◆猫の年齢は、1歳で人間の20歳、以降は1歳を4歳と計算するようです。ちゃちゃは102歳でした。
多忙なスタッフの癒やし役を務め、来客からも可愛がって頂きました。
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